【も】森に回帰し

僕の母の故郷は新潟の山間にある。
数年前、30年ぶりに訪れてみたが、集落の8割は森に帰っていた。
人類の発展は不可逆的なものだと信じていた時代もあっただろう。
しかし、そんな幻想を横目に、森は虎視眈々と人の留守を狙っていたわけだ。
命において、我々だけ蚊帳の外というのは、なんとも寂しい。

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​©︎ TOMITA Hiroyuki

TOMITA Hiroyuki

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